3000万円が人生のゴール
4月から社会人や大学生など新生活が始まった人も多いでしょう。
実際に働いてみると、労働の辛さや将来の見えない不安を感じることもあるかもしれません。
新しい生活を始めて、今までの目標を失ってしまった人は、これを機に貯蓄3000万円を目標にしましょう。
3000万円あれば、人生のゴールにひとまず到達することができます。
3000万円がゴールと言いましたが、正直、これが多いと感じるのか、少ないと感じるかはよくわかりません。
例えば、老後2000万問題なんて一時期流行りましたが、これは老後までに2000万も貯められるか😠みたいな意見が多かった印象があります。
一方で、サラリーマンの生涯収入が2億円を超えるような現代で、本当にたかが3000万で一生大丈夫なのかと思う人もいるでしょう。
今回は、なぜ3000万円あれば人生のゴールにひとまず到達していると言えるのかを解説していきます。
実際は3000万円貯めるまでにスキルや生活力が上がっていくので、もっと少なくても問題ないんですけどね。
3000万円で一生暮らす
まず、3000万円がどのように算出されたか説明しましょう。
3000万円は、月の生活費が10万円で4%ルールを適用した場合の金額です。
生活費10万円
生活費10万円は無職の一人暮らしで考えると多すぎくらいでしょう。
項目 | 金額(円) |
家賃 | 40000 |
インフラ費 | 15000 |
食費 | 25000 |
税・保険・年金 | 6500 |
雑費 | 13500 |
めちゃくちゃざっくりですが、だいたいこんな感じの生活を送ることができます。
まず、家賃は4万円としています。
これは、東京に通勤する感覚では、十分な場所に住める金額ではありませんが、地方都市ならばそれなりの広さの住居を借りることができる金額です。
例えば、博多、大宮、浜松、宇都宮、取手などの主要都市や発展している場所では、都心にもアクセスでき、サクッと検索しただけで家賃4万円の物件が見つかります。
適当に検索しただけで発見できるんだから、ちゃんと探せばもっといい物件は見つけられるでしょう。
インフラ費はめちゃくちゃ甘く見て1.5万円です。
暖房が必要な場所はともかく、通信は格安sim、その他も一般的な節約をすれば1万円を超えることはまずないくらいに思っておいていいでしょう。
食費は2.5万円で、1日あたり800円程度です。
時間があり余っているので自炊すれば、もっと安く済ませることができますし、贅沢としてラーメンや定食を食べても、大体この金額程度で済ませることができます。
そもそも人間食事は1日1食で問題ありません。
税金や保険料などは自治体によって異なりますし、詳細に記載されているものがあまりないため、めちゃくちゃざっくりで6500円です。(国民年金:16590円+国民健康保険:約4500円)×(1-0.3)=6359.4円
株の所得は源泉徴収されるため、所得は0円となって所得の分の支払いはありませんし、所得が0円だと初年度以外は保険料などが7割減、所得税や住民税は当然0円になるので、無駄な重い負担から逃れることができます。
それどころか住民税非課税世帯は国からお小遣いもらえたりしますしね。
残りは雑費として物を買う、旅行に行くといった用途で人生を豊かにするために使ってもいいですし、使わずに貯蓄して安心感を得るのもアリでしょう。
3000万円の4%ルール
4%ルールとはザックリ解説すると、アメリカのトリニティ大学で研究された元本を運用しながら生活するときに毎年何%切り崩していくと25年後に資産がどうなっているか?という研究です。
まあいろんなところで説明されているので、特にこれ以上の説明はせずに今回の例に当てはめていきます。
3000万円で4%ルールを使って貯蓄を使っていくと3000万円の4%で120万円を切り崩していくことになります。
こうすることで、最低でも100%を4%で切り崩していくので25年は資産が絶対に持ちます。(元本が全く変わらない場合)
株式は4%ほどのリターンが見込めるので、実際は25年以上資産が持つ計算になります。(新しいNISAを使えば元本1800万円分は非課税)
税金、インフレ、暴落などのリスクもありますが、生活費が120万円という一般的には質素な生活をすることで、生活費ー運用益=0となり計算上は元本を全く減らさずに生活することができます。
これは逆に言うと、元本を棄損せずに生活することで、税金、インフレ、暴落のリスクを3000万円分耐えることができると言い換えられます。
そもそもの話として、3000万円貯められる人は暴落やインフレによって生活の先行きが怪しくなってきた時は強めに節約して対策できるから机上の空論よりも間違いなく失敗しないんですよね。
生活費の10万円も食費の2.5万円、インフラ費の1.5万円、雑費の13500円はいずれも3000万円貯められる人には甘々の設定ですし。
4%ルールは
- アメリカの研究だから日本では当てはまらない
- 少ない確率でも破綻する可能性があるからダメ
みたいなことを言う人たちもいますが、それこそ机上の空論です。
無駄な支出を減らして金を貯めた習慣のある人が、暴落やインフレで先行きが不安な時にのんきに4%ルールだから切り崩した分を全額使おうなんて考えるわけがありません。
節約したり、軽く収入を得るために何かしたりといった対策して絶対に乗り切ることができます。
最後のまとめ
今回は「【FIRE】目標がない奴は3000万貯めろ」というタイトルで、3000万円あれば働かなくても生活できることを説明しました。
3000万円を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれですが、蓄財としては達成するのに無理のないレベルの金額かつ、働かずに生活しても破綻しない良い塩梅の目標です。
具体的に3000万円で働かない生活がどんなものかを考えてみると、4%ルールに従って年間最大120万円の生活費で暮らしていくことになります。
具体的な内訳はこのようになっていて、3000万円貯められる人にとってはかなり余裕のあるライフプランでしょう。
項目 | 金額(円) |
家賃 | 40000 |
インフラ費 | 15000 |
食費 | 25000 |
税・保険・年金 | 6500 |
雑費 | 13500 |
雑費で13500円確保していることや、ちゃんと年金や保険料を支払っているので老後や病気の心配もありません。(むしろ収入が発生する分贅沢になるかも)
生活費10万円はめちゃくちゃ甘々な設定かつ、雑費も多めにとっているので実際はこんなに使わないですしね。
投資の収入が税抜き4%で生活費も4%として計算しているので、元本は減らない計算になっています。
もちろん投資にはリスクがつきものですしインフレもあるでしょうが、暴落やインフレのリスクは元本が減らない計算なので3000万円分受け止めることができます。
そもそもの話として、毎月必ず10万円を使い切らなきゃいけないわけじゃないので、暴落やインフレで先行き不安なのであれば、節約や軽い仕事をして解決してしまいます。
このように3000万円あれば働かずに暮らしていけるので、まずは3000万円の貯蓄を目標に生活してみましょう。
会社がクソだなと思った時に、金がなくて身動き取れないなんて最悪の事態にならないようにしましょう。
ちなみに会社をいつでも自由に辞められるように貯めておいた金のことを”Fuck You Money”(ファッキューマネー)と言います。
どうせなら仕事を辞めるときは「Fuck You! 」と言って辞めましょう。
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