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再現性の高い負けにくい投資3選
投資法三銃士を連れて来たよ。
投資法三銃士?
増配の専門家、連続増配株投資。
うっす、よろしく。
積み立て投資の専門家、インデックス投資。
がんばります、よろしく。
高配当、優待など高利回り株の専門家、高配当株・高利回り優待株投資。
よっす、どうも。
なんて画像もつけずにクソみたいな出だしを書いてみましたが、おふざけはともかく
- 連続増配株投資
- 高配当株・高利回り優待株投資
- インデックス投資
の3つの投資手法は再現性が高く投資を成功させることのできる優良な投資手法です。
どれもメリットがあるので、解説を見てから自分に合った投資手法を選んで投資をしてみましょう。
個人的なオススメとしては、資産の少ないうちはNISAを使って連続増配株投資をして、余剰資金が出てきたら高配当株・高利回り優待株投資に移行、あらかた欲しい個別株を買い終わったらインデックス投資へ移行するという流れがオススメです。
まあ最初からインデックス投資が正解の可能性も十分ありますし、NISA枠で買うなら配当金(分配金)をそのまま購入枠使わずに連続で投資できる分配金なしの投資信託が良いとかいう話もありますが今回は無視します。
書きたいこと詰め込みすぎるととても長くなるので今回は第3回としてインデックス投資についてのみ語ります。
インデックス投資投資
インデックス投資とは?
インデックス投資とは読んで字のごとくインデックス(指数)に連動する投資信託に投資する投資手法のことです。
具体的には、日経平均(日本の主要225社)、S&P500(アメリカの厳選500社)、MSCI(約70か国のほぼ全世界)などのインデックスに連動することを目的とした投資信託への投資をすることですね。
よく勘違いしている人がいますが、日経平均にしろ、S&P500にしろ、MSCIにしろこれはただのインデックスでこれ自体を買うことはできません。
インデックス投資はあくまでもインデックスに連動するようにプロが頑張って調整している投資信託を買うというものなんですね。
優秀な投資信託とは?
インデックス投資をするのであれば、まずは投資したいインデックスを決めてからそのインデックスに連動する投資信託を決めるというのが一般的な流れです。
まあ流石に初っ端からインデックス決め打ちは変態すぎますが、なんとなくで全世界株、アメリカ株、先進国株とかのざっくりしたくくりですね。
投資信託は株と違って売り買い以外にも持っているだけで手数料が持っていかれる特殊な商品なのでぼったくりも横行しています。
そこで、まずはそんなぼったくりのゴミ投資信託を選んでしまわないように優秀な投資信託に共通する特徴を確認しておきましょう。
- 対象のインデックスが長期にわたり右肩上がり
- 対象のインデックスとの乖離率が低い
- 手数料や信託報酬などのコストが安い
- 純資産総額が大きい
- 分配金を出さない
インデックス投資をするのであれば、当然長期で右肩上がりのインデックスに投資をした方が良いです。
過去は未来を約束しませんが、基本的には長期で右肩上がりだったインデックスは今後も右肩上がりの成長を続ける可能性が高いでしょう。
というかそもそも株自体の平均リターンは4%ほどなので広く分散された商品はおのずと4%のリターンに近づくんですよね。
変に偏ったインデックスよりも可能な限り分散されたインデックスを選択したほうが良いです。
続いては乖離率の大きさです。
インデックス投資はリターンが大きければそれでいいという単純な話ではありません。
例えば投資しているインデックスが投資信託を買った時から10%も下がっているのに投資信託の価値が3%しか下がっていなかったらどうでしょう?
10%も下がったのに3%で抑えられてるなんてすごい🤩
なんて思うのであればバカ丸出しなのでこの機会に乖離率についてちゃんと理解しましょう。
乖離率とは投資信託と対象のインデックスがどれくらい離れているかという割合のことです。
さっきの例で言うと乖離率は10-3で7%ですね。
投資信託で7%乖離率がもあったら控えめに言ってヤバすぎです。
もうそのインデックスと投資信託は投資先が別物と言っていいレベルでしょう。
から揚げ弁当を買ったつもりなのに入っていたのがレバニラ弁当だったくらいの話なのでまず間違いなくまともな会社ではないです。
次に信託報酬と売買手数料です。
投資信託は持っているだけで信託報酬として維持費がかかってしまいます。
また、購入時や売却時に手数料もかかります。
これらのコストは可能な限り小さい方が優秀な投資信託です。
信託報酬は0.1%程度、購入時や売却時の手数料はないものを選んでおけば間違いはないでしょう。
そして、時価総額も大きな方が良いです。
これは投資信託と言う商品の特性上、時価総額が大きくて規模の大きな投資信託のほうがコストも乖離率も低くなりやすいからと言う理由があります。
考えてれば当然で、何百社の株を1億円分買って値動きを再現するよりも1兆円分買って値動きを再現する方が細かく割合を調整出来てインデックスからずれにくいですよね?
しかも、株なんて10000倍大きな金額を取り扱うからと言って10000倍大変な作業が発生するというものでもありません。
単純に時価総額が大きい=みんな買ってるとも言えるので、みんなから選ばれるような良い投資信託である可能性も高くなります。(情弱をだまして買わせている売り手にとって良い投資信託も時価総額は大きいですが…)
そして初心者が勘違いしがちで重要こととして、分配金を出さないというものがあります。
分配金とは事前に決められたあるタイミングで投資信託を持っているとお金がもらえるという株で言うところの配当金みたいなものです。
しかし、配当金とは違い投資信託の分配金は悪です。
投資信託の分配金は投資信託の価値の一部勝手に利確させて返しているだけで利益が出ていれば無駄に税金を払うことになりますし、何よりも単純に投資信託自体の価値が下がります。
投資信託が受け取った株の配当は、分配金なんかで払われずにそのまま再投資された方が税金分多く投資できるので有利なんですね。
優秀な投資信託への投資のメリット
優秀な投資信託への投資はざっと上げるだけでもこんなメリットがあります。
- 分散が良く効いていてリスクが少ない
- 長期で右肩上がりの実績がある
- 対象のインデックスと連動するように調整してくれるし、その手数料も安い
- 分配金で税金を無駄に取られずに効率的に資産を増やせる
投資信託の1番のメリットは分散が良く効いていてリスクが少ないことです。
上でも書いたように株の年間平均リターンは大体4%くらいです。
つまり、特に偏りなく株式市場全体を買えていれば投資していたお金が4%くらい増えるということになります。
とは言え、株式市場全体を買うなんてことは当然お金が足りなくてできないので現実的には無理です。
しかし、投資信託ならみんなからお金を集めてくることで、何百・何千と言う会社の株を買ってきて株式市場全体のインデックスとほとんど同じように動く商品を作ることができます。
数万円程度じゃ1社の株を買うことができるかどうかですが、投資信託なら同じ金額で何百社に分散して投資できます。
そして、そもそも大事なことですが投資信託では長期で右肩上がりの実績のあるインデックスに連動しているものを選びましょう。
理由は単純で、将来も同じように右肩上がりの成績を残してくれる可能性が高いからです。
まあわざわざ下がりそうなインデックスに連動した投資信託なんて誰も買わないと思いますが、今はソコソコでもこれからは来る気がするみたいなインデックスに投資するのも全くオススメしません。
と言うかそもそも僕は全世界連動以外の選択肢は基本的にないと思っています。(個別株の保有具合次第でそこは全世界から抜いてもいい)
投資信託の1番のメリットは分散が良く効くことなので、わざわざ的を絞って分散を効かなくすることはデメリットでしかありません。
もちろん米国最強だのこれからは新興国だの言ってる気持ちも分からなくはないですが、それは「自分はこれから上がる株が分かります。😤」と言っているようなものです。
上がる株が分かるなら個別株買えば?と思うので投資信託で的を絞る行為はどっちつかずの完全に逃げです。
俺はこのレースの勝つ馬が分かるとか言ってる人が複勝買ってたらおかしいですけどやってることそれと一緒ですよね?
ちなみに、前提として株式のインデックスをオススメしています。
理由はリターンが一番良いからと言うだけの話で、有名すぎるのでいまさら説明する必要もないかと思いますし例のグラフをこちらに貼っておくだけにしておきます。
あと手数料や乖離率は低ければ低い方が良いです。
まあこれは当たり前すぎて上での解説以上にさらに解説するほどの事じゃないですね。
分配金が払われずに再投資された方が良いのも上で書いた通りです。
こんな投資信託は買っていいの?
じゃあどんな投資信託を買えばいいの?となるわけですが、僕は日本株の個別株をあまり持ってないならeMAXIS Slim 全世界株式で日本の個別株をそれなりに持っているのならeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が良いと思っています。
まあeMAXIS Slimシリーズなら大きなハズレはないですが、どうしても自分で選びたい人もいると思うので選ぶときの判断基準を書いておきます。
引っかかりやすい罠に対する疑問をまとめたので、以下の疑問を持った投資信託は判断の材料の一部にしてみてください。
Q1.優秀な投資信託のすべての条件に当てはまる。
A1.当然OKです。
個人的にeMAXIS Slimシリーズなら大外れがなく業界トップレベルなので押していますが、これ以外にも優秀な投資信託のすべての条件に当てはまる投資信託なら当然OKです。
Q2.優秀な投資信託のすべての条件に1つでも当てはまらないものがある。
Q2.NG。買っちゃダメです。
1つでも当てはまらない場合は優秀な投資信託ではないので買っちゃダメです。
インデックスが長期で右肩上がりでないのは長期投資に向いていないし、乖離率が大きいのは論外です。
同じく信託報酬や売買手数料が高いのも論外。
時価総額もわざわざ小さいところを選ぶ理由は何もなく、分配金は悪なので出していたらダメです。
Q3.アメリカのみでいいの?
A3.オススメはしません。
何度も言っていますが、投資信託の一番のメリットは分散が良く効いていることです。
アメリカが最強だからとかいう理由ならアメリカの個別株を買いましょう。
なんとなくじゃなくてちゃんと上がる根拠があるんですよね?
アメリカに投資していればほぼ全世界に投資していることになるとかいうわけのわからないことを言い出すキチガイもいますが、アメリカに投資することで全世界に投資していることになるのであれば、本当に全世界で投資している投資信託を買ったって良いはずです。
Q4.日本は入ってる方が良いの?。
A4.別に要らないです。
基本的には除く日本がオススメです。
お前さっきと言ってること違うじゃんと思われそうですが、このブログを見ている人で投資信託を買う人の大半が日本円で給料をもらって日本で暮らしているはずです。
さらに言うと僕自身、最初は日本の増配株や高配当・優待株をオススメしているので、投資信託を買うのは日本の個別株をたくさん持っている前提なんですね。
投資信託をお弁当で例えることも結構ありますが、日本の個別株をたくさん持っている状態で投資信託を買うと言うのは、おにぎりを持ってる状態でお弁当を買うのと同じです。
おにぎりがあればお弁当よりもお米が入ってないお惣菜を買った方が良いですよね?
あと、そもそも日本が必要か?なんて疑問は日本で暮らしている日本人だから思うだけのかなりどうでもいい疑問です。
日本は世界トップレベルの経済国家だった時期もありますが、所詮資源もほとんど輸入に頼っているような極東の小さい敗戦国です。
世界経済の影響度的にはアメリカや中国のほうがはるかに大きく、世界中から見たら日本なんてぶっちゃけたいして影響はありません。
イギリスは入ってた方が良いの?韓国は?とか言ってたらそんなこと気にするなんて頭おかしいんか?と思うように日本が入っているかどうかなんて些細なことなのでぶっちゃけどっちでもいいです。
ただ、日本株をたくさん持っていて、日本で暮らしていて、日本円で給料をもらっているのであれば日本に偏ってしまうので、分散のために除く日本にした方が良いんじゃないかとは思います。
どうでもいいんだけどね。
最後のまとめ
今回は「【最強の投資術】オススメの投資法3選(インデックス投資)」と言うタイトルでインデックス投資について解説しました。
インデックス投資とは読んで字のごとくインデックス(指数)に連動する投資信託に投資する投資手法のことです。
優秀な投資信託への投資はざっと上げるだけでもこんなメリットがあります。
- 分散が良く効いていてリスクが少ない
- 長期で右肩上がりの実績がある
- 対象のインデックスと連動するように調整してくれるし、その手数料も安い
- 分配金で税金を無駄に取られずに効率的に資産を増やせる
基本的には低リスクで勝ちやすく、税金面でも有利なコストも手間もあまりかからない投資と言った感じです。
どんな投資信託を買えばいいの?と言う疑問に対しては
- 対象のインデックスが長期にわたり右肩上がり
- 対象のインデックスとの乖離率が低い
- 手数料や信託報酬などのコストが安い
- 純資産総額が大きい
- 分配金を出さない
と言う条件に当てはまっている投資信託で全世界株インデックスに連動するものがオススメです。
そして、自分の今の投資先、勤務先、生活拠点が日本に偏っているのであれば全世界から日本を除いたもののほうがオススメです。
具体的に言うとeMAXIS Slim 全世界株式かeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が良いと思います。
投資信託選びは上記の5個の条件に当てはまっていればなんでも良いという話になりますが、個人的には投資信託の一番のメリットは分散が良く効いていることなのでアメリカだけなどの極端なものはオススメできません。
この記事は「【最強の投資術】オススメの投資法3選(連続増配株投資)」の第3弾となる記事なのでためになった方はぜひ前回の「【最強の投資術】オススメの投資法3選(高配当株・高利回り優待株投資)」も読んでみてください。
あと、言わずもがなですが投資の判断は最終的には自己責任です。
あなたが買った株が上がろうが下がろうが僕には何も関係ない知ったこっちゃないことなので責任は押し付けないでください。
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