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再現性の高い負けにくい投資3選
投資法三銃士を連れて来たよ。
投資法三銃士?
増配の専門家、連続増配株投資。
うっす、よろしく。
積み立て投資の専門家、インデックス投資。
がんばります、よろしく。
高配当、優待など高利回り株の専門家、高配当株・高利回り優待株投資。
よっす、どうも。
なんて画像もつけずにクソみたいな出だしを書いてみましたが、おふざけはともかく
- 連続増配株投資
- 高配当株・高利回り優待株投資
- インデックス投資
の3つの投資手法は再現性が高く投資を成功させることのできる優良な投資手法です。
どれもメリットがあるので、解説を見てから自分に合った投資手法を選んで投資をしてみましょう。
個人的なオススメとしては、資産の少ないうちはNISAを使って連続増配株投資をして、余剰資金が出てきたら高配当株・高利回り優待株投資に移行、あらかた欲しい個別株を買い終わったらインデックス投資へ移行するという流れがオススメです。
まあ最初からインデックス投資が正解の可能性も十分ありますし、NISA枠で買うなら配当金(分配金)をそのまま購入枠使わずに連続で投資できる分配金なしの投資信託が良いとかいう話もありますが今回は無視します。
書きたいこと詰め込みすぎるととても長くなるので今回は第1回として連続増配株投資についてのみ語ります。
次回は高配当株・高利回り優待株投資の話をしていくつもりなので全3回かまとめを入れて4回で終わるはずですね。
連続増配株投資
連続増配株とは
連続増配株とは読んで字のごとく連続で増配をしている株のことです。
具体的には、1年間での1株当たりの配当金を毎年増額している株のことになります。
zaiの記事でもたまに特集が組まれることもあり、日本での連続増配年数が一番長い企業は花王(東P・4452)の32年となっています。
以下SPK(東P・7466)の24年、三菱HCキャピタル(東P、名P・8593)の23年と続きます。
花王を例にすると増配開始時の配当金から32年で年間の配当額はなんと20.2倍なんだとか。
まあ厳密な定義があるわけではないので非減配かつ増配傾向にある株は連続増配株と呼ぶ場合もあります。(と言うか僕はそう呼んでいます)
この基準で行くと花王以外にも30年以上連続非減配かつ増配傾向の株はあり、有名なところだとアサヒグループホールディングス(東P・2502)や日清紡ホールディングス(東P・3105)なんかがあります。
連続増配できる企業
連続で増配をしている企業には基本的にこのような特徴があります。(必ず当てはまるわけではありません)
- 売り上げが右肩上がり
- 利益が右肩上がり
- 長期間上場し続けている
- 株主還元を重要視している
そもそも売り上げが増加傾向でないと増配を何年も続けることはできません。
会社法には「剰余金の配当を受ける権利」が記載されています。
剰余金、つまりは会社が出した利益を配当として受け取る権利のことです。
剰余金がないのであれば当然配当を出すことはできませんから何年も連続して利益を出し続ける優秀な企業ほど連続増配ができるようになります。
逆に言うと連続増配できるような企業は何年も連続して利益を出し続ける優秀な企業である可能性が非常に高くなります。
そして、増配するとなれば剰余金を年々増やしていくか、配当性向(利益のうち配当の占める割合)を上げるしかありません。
しかし、いくら配当性向を上げようとしても利益以上の配当を株主に還元することは違法になるのでできません。(蛸配当)
つまり、蛸配当にならずに増配を続けているのであれば、利益は右肩上がりの傾向があると言えるでしょう。
また、長期間連続増配し続けたということは長期間上場し続けているということになり、過去の実績が十分ある経営が安定した企業であるとも言えます。
配当金をしっかり払うということは会社の投資にお金を使うよりも株主に還元したほうが株主のためになると会社が思っているということになります。
長期間株主への還元を重要視し続けたという会社の方針はそうそう変わらないので今後も配当での株主還元を重要視していく可能性が高いと言えるでしょう。
連続増配株のメリット
連続増配株への投資はざっと上げるだけでもこんなメリットがあります。
- もらえる配当金が毎年増える
- 増配している限り株価の下落幅が小さい
- 増配の知らせが毎年出る
- 連続増配株の特集に組まれる
- そもそも連続増配できるほどの超優良企業
何と言っても名前の通りもらえる配当金が毎年増えます。
例えば僕が2600株持っている三菱HCキャピタル(東P、名P・8593)の場合、2021年から2022年にかけて配当金は25.5円から28円に2.5円アップしました。
ちなみに2012年から2022年の10年だと6円から28円の22円アップです。(まあそんなに前からは持っていませんが)
連続増配は23年連続で続いており、リーマンショック、東日本大震災、コロナといった大規模なハプニングのタイミングでも増配を続けてた実績があり今後も増配を続けていくことが予想できます。
このように来年も非減配どころか基本的には増配が期待できるとなると配当がもらえる可能性が高いので、○○ショックみたいなハプニングが起きたとしても売り注文が出にくい傾向があります。
売りが出にくいのであれば株価は下がりにくくなりますし、株価が下がりにくい株は当然みんなが欲しがるのでむしろ株価は上がりやすくなると言えるでしょう。
また、増配の知らせと言うのは基本的には株主にとって良いニュースです。
当然増配するだろうと思っていたとしても実際に増配すると確定したニュースが流れると株価には良い影響が与えられます。
良いニュースはまだ買っていない人が購入を検討するきっかけにもなり、さらに株価が押し上げられるチャンスとなります。
これは増配決定のニュース以外にも連続増配株特集の記事や僕みたいな連続増配株がオススメみたいなブログにも登場しやすくなるといった点もメリットになります。
全く知らない株を買うなんて絶対できませんからね。
そして、上のところにも書きましたがそもそも連続増配できる企業は超優良企業です。
連続増配による利益はもちろん、企業の成長による株価の成長も十分期待できるでしょう。
こんな増配株は買っていいの?
じゃあどんな増配株を買えばいいの?となるわけですが、僕はざっくり連続増配傾向なら買っちゃってOKだと思っています。
連続増配株は基本的に優良企業が多いとは言え、中には怪しい株もあるにはあるので以下の疑問を持った株は判断の材料の一部にしてみてください。
Q1.毎年じゃないけどだんだん増配している。
A1.買ってOKです。
非減配+増配が長期間続いていればOKです。
基本的には毎年増配していた方が良いですが、そもそも毎年増配するということは非常に難しく、日本株ではそれほど数が多くありません。
ただ減配しないだけだと少し心もとないですが、増配傾向にある非減配増配株は投資対象です。
増配株のデメリットとして、人気すぎて配当利回りがそんなに高くないというのがありますが、非減配増配株は連続増配株特集には登場しないこともあり、連続増配株ほどの人気があるわけではないのでむしろ良い配当利回りで買えるなんてものもあります。
Q2.配当性向が一定で業績に連動しているのでここ数年増配をしている。
Q2.NG。買っちゃダメです。
業績が悪化した場合、業績悪化と減配のダブルパンチをくらいます。
連続増配と言うからには最低10年以上は非減配かつ増配傾向であるのが望ましいです。
もちろん配当性向が一定で連続増配しているということであれば業績もイケイケで株価もイケイケかもしれませんが、そんなことが何十年も続くなんてことはありません。
どこかで成長は止まりますし、止まった時に大暴落&減配が来ます。
連続増配株投資は長期間持ち続けることを前提とした投資なのでやりたいこととやってることが違います。
Q3.連続増配してるけど配当利回りが低い。
A3.一応買ってOKです。
これから増配していくので一応低くてもいいですが、最低でも2%くらいは欲しいですね。
1%台の場合は優待、増配率、株価をチェックしましょう。
優待が魅力的ならOK。優待合わせて2%後半くらいあればまあ良いです。
増配率が高いならOK。数年待てば増配で買った時から見て2%を超えてくるのであればありです。
投資金額が少なくて済むならOK。細かい株は分散の意味でも気軽に買って問題なしです。
それ以外の場合はあまり買う意味はなさそうなのでスルーしても問題ありません。
たぶんほかにもっと良い株や投資信託があります。
最後のまとめ
今回は「【最強の投資術】オススメの投資法3選(連続増配株投資)」と言うタイトルで連続増配株投資について解説しました。
連続増配株とは読んで字のごとく連続で増配をしている株のことです。
連続増配株への投資はざっと上げるだけでもこんなメリットがあります。
- もらえる配当金が毎年増える
- 増配している限り株価の下落幅が小さい
- 増配の知らせが毎年出る
- 連続増配株の特集に組まれる
- そもそも連続増配できるほどの超優良企業
基本的には財務や売り上げがかなりしっかりしている優良企業で株価も底堅く毎年増配の良いニュースが出るし特集なども組まれやすいといった感じです。
値動きも少なく配当もしっかり出るということで、投資初心者のNISA口座のお供にぴったりではないでしょうか。(NISA口座で購入した株の配当金には税金がかからない)
どんな連続増配株を買えばいいの?と言う疑問に対しては基本的に分散が効くくらいの金額で連続増配年数の長いものを買えばいいという回答になります。
ただしそれだけだと若干怪しい銘柄も含まれてしまいます。
配当性向が一定で業績に連動しているのでここ数年増配をしている。というものだけはNGだと覚えておきましょう。
この記事は「【最強の投資術】オススメの投資法3選」の第1弾となる記事なのでためになった方はぜひ次回の「【最強の投資術】オススメの投資法3選(高配当株・高利回り優待株投資)」も読んでみてください。
あと、言わずもがなですが投資の判断は最終的には自己責任です。
あなたが買った株が上がろうが下がろうが僕には何も関係ない知ったこっちゃないことなので責任は押し付けないでください。
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