反面教師のバカ両親
僕の父と母は一応株式投資をしているんですが、カスほども株の才能がありません。
父の投資成績は通算の売り買いでどちらも1億円ほどの約定代金があってトントンだそうです。母は話を聞くだけで詳しい成績は知りませんが、普通にマイナスですね。
投資方針が破綻していて老後資金でギャンブルみたいな投資をしている典型的なバカ投資家なんですが、投資の仕方が間違っていると口出しするとキレられるので、反面教師としてブログのネタにして消化しようと思います。
そんなわけで今回は、やってはいけない投資をテーマに僕がクソだと思う投資方法を解説していきます。
まあこの投資方法をやったからといって別に必ず損するとかそういうわけじゃないんですけど、明らかに非効率だったり危険だったりするのでやってる人はリスクを理解して自己責任でやってください。
なお、今回の記事では基本的にリスクは一般的な用例の危険性という意味で使用します。(投資界隈でいうリスクはボラティリティの大きさを示す場合がある)
やってはいけない投資
- リスク許容度を逸脱
- 購入時・売却時の金額を気にする
- 集中投資
- 風説に流される
- 謎の思い込み
- 思考停止
- ギャンブル思考
リスク許容度を逸脱
僕の親で一番やばいのがリスク許容度を大きく逸脱している投資をしていることなんですよね。
もう老後生活間近なのに個別株に集中投資している有様です。
人生何年生きるかは不明ですが、寿命がある以上どこかのタイミングで死ぬので、そのタイミングまでしかお金を使うことはできません。
であれば、残り必要な金額を超えてむやみやたらと増やそうとして必要な金額までリスクにさらすのは愚策にもほどがある明らかに間違った投資です。
インフレや長生きリスクみたいなことがあるので現金で老後資金を確保しておけ。なんて口が裂けても言いませんが、投資の仕方でもリスク管理できるのになぜ一番やばい方法を採用するのか…
投資をするときは自分の人生にいくら必要なのか?そのためにどれくらいの資産をどの程度のリスクにさらしていいのか?を意識して投資をするようにしましょう。
購入・売却の金額を気にする
上の方で父の投資成績は通算の売り買いでどちらも1億円ほどの約定代金があってトントンだということを書きました。
これにはまったく意味がありません。
なぜなら、毎日100万円分売ったり買ったりすれば1年間で売り買いどちらも1億どころか約1.8億円ほど約定代金が積み上がります。
つまりこんな意味のない約定代金なんて数値で投資の上手さなんか判断すべきではないんですね。
また、株の話をするときによく出てくる言葉として「この株は○○○円で買ったから×××円まで上がらないと売らない」みたいな話があります。
これを父も母もよく言っていますが、株の値段なんて自分が買った時の値段に意味はないですし、自分が売りたい時の値段にも当然意味なんてありません。
年末の損出しならともかくそれ以外の場合では自分の買った金額は気にせずに販売価格を設定しましょう。
支払う税金を少しでも減らせる損出しについてはこちらをどうぞ。
集中投資
投資を本気で勉強して、実戦経験もたくさん積んで、そのうえで徹底的に分析を行っているとかそのレベルまで入念な準備していないのであれば、集中投資なんてやってる奴はバカです。
まあ、その辺をちゃんと勉強した人ですら投資で勝てるかというとかなり怪しいですが。
集中投資は攻めの投資です。もうそろそろ老後生活が始まるというくらいの年齢の人間が老後資金を使ってやるものではありません。
守りの投資で3000万くらい20台のうちに作れるので若いタイミングでもわざわざ攻めの投資をする必要はほぼないですが、少なくとも老後が近づいてきたら守りの投資をするべきです。
おとなしく個別株なら単元株とか優待の最低条件とかで広く分散を行うべきでしょうし、そもそも投資信託とかで手広く投資した方がいいでしょう。
老後生活は資産を拡大するフェーズではないです。
風説に流される
流行を追う投資は基本的に大失敗しかしません。
たいていの流行は自分のところまで流れてきた時点でみんなが知っているものになっています。(というかみんなが知らないのであれば流行ではない)
よっぽど自分に近い分野の情報でもない限り情報戦的には出遅れているのですでに買い時は逃しています。
しかも、流行に乗せられて買っている人は投資方針がブレブレなので値動きがめちゃくちゃになりがちです。
これをうまく使いこなせばそれは確かに稼げるでしょうが、老後資金を適切に運用する投資にそんなことをする必要なんてありません。
まあそもそも僕の親でいうとテレビで見た人の話を鵜吞みにして投資先を決める愚か者なので流行をつかめてすらいないんですけどね。
謎の思い込み
僕の父親は謎の思い込みをしていて反吐が出るほどのカスです。
具体的には、たけびしは潰れないからいくらでも集中投資していいらしいです。
バカとしか言いようがありません。
そりゃまあ、たいていの上場企業はそもそも潰れないです。
でも、潰れる可能性が低いからと言ってリスクを取りすぎていい理由はありません。
そもそもそんなことを言うなら、たけびし以外の会社だってたいてい潰れないのだからたけびしに集中投資する理由は皆無です。
ついでに言うと三菱HCキャピタルも潰れないし値段も下がらないらしいです。
また、会社が潰れないのであれば、いくら値段が下がったところで元に戻る可能性があるのだから問題ないと宣っていたりもします。
父曰く、競馬で10万円擦るのと株で10万円擦るのは全く別とのことです。
買った株は値段が下がっても消えないからからとかいうキチガイみたいな理論…
これは完全に間違った考えなのでこういう思考をしていると負け組になります。気を付けるとかの概念でもない気もしますがこういう思考にはならないように注意しましょう。
思考停止
現在基本的には株の購入単位は100株で1単位です。いわゆる単元ってやつですね。
父は一昔前は1000株が1単元だったのでそれに引っ張られて今も何も考えずに1000株単位で取引をしています。
リスクを減らすためには分散をした方が良いのは当然ですし、最近の日本株は株主優待も注目されていて、基本的に優待は単元株が一番利回りが良いのだから思考停止の大量ロット買いなんて愚の骨頂で自分がバカだということを宣伝しているかのようです。
投資をする理由は金を増やしたいからなので、最適な投資金額で効率良く投資をするのは当然です。
基本的には優待があるような日本株は優待の効率が最も良い数量で購入しましょう。
このこと以外にも、○○は大企業だから安全みたいな根拠のない浅はかな考えも思考停止の代表例なので捨て去りましょう。
ギャンブル思考
言うまでもなく株はギャンブルです。
しかし、株は珍しく勝てるギャンブルなので勝つための立ち回りをすれば十分に勝つことができます。
この勝つための立ち回りに感情は不要です。
ですが、負け組のバカほど「値動きが少なくてつまらない」とか「年間で数千円儲かった程度じゃ何にもならない」みたいな戯言を言います。
ギャンブルで負けて楽しいなら勝手に負けてもらっていいですけど、負けるギャンブルって楽しいんですかね?
ただでさえ株は大きな金額を動かすことになるギャンブルなので、人生への影響度はかなりあります。
老後資金のような今後絶対に必要になる金を自分が楽しむためだけのギャンブルに突っ込むのはキチガイと言うほかないので絶対にやめましょう。
バカな投資をする親を持った心境
そんなわけで僕の父はバカの見本みたいな典型的なダメな投資をしているのでぜひ失敗してほしいという気持ちがあるんですが、老後資金が足りなくなってみじめな生活をされても面倒なので複雑な気持ちですね。
ただ、資産運用は基本父が行っていることもあって、母が父のイカれた投資のせいで不憫なことになった場合は母だけ救済しようとは思っています。(文章からわかるかもしれないがそもそも僕は父が嫌いなのだ)
投資方法が0点レベルでダメだから直せというのを伝えてはいるんですが、言ったところで話を聞きもしないのでまあ一生直らないでしょうね…
最後のまとめ
今回は「【反面教師】バカから学ぶやってはいけない投資」というタイトルで僕の両親(主に父)がやっている投資からやってはいけない投資をテーマに僕がクソだと思う投資方法を解説しました。
反面教師は僕の両親で、老後資金の積み立てと運用のフェーズであるにもかかわらずそんなことを全く意識できていない身の丈に合わないカスみたいな投資をしています。
やってはいけない投資の具体的にはこんな項目です。
- リスク許容度を逸脱
- 購入時・売却時の金額を気にする
- 集中投資
- 風説に流される
- 謎の思い込み
- 思考停止
- ギャンブル思考
もちろん上に書いたような悪い投資をしたからと言って悪い結果がすぐに表れるというわけもないですが、無駄にリスクをとったりすることで自分の人生だけでなく家族の人生も危険にさらすなんて愚の骨頂なのでまともな人間であればやるべきではないでしょう。
基本的には自分のリスク許容度を把握して分散をしていれば、老後資金を確保するくらいの投資であればだれでもできます。
投資はギャンブルですが、勝てるギャンブルです。負けるのはセオリーを抑えずに無駄なリスクをとったり、負け組の考え方をしているからなので、やってしまっている人は反省して改善していきましょう。
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あと、言わずもがなですが投資の判断は最終的には自己責任です。
あなたが買った株が上がろうが下がろうが僕には何も関係ない知ったこっちゃないことなので責任は押し付けないでください。
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