ぱちんこやスロットの還元率は80%~85%?????
「機械割」は主にスロットなどで用いられる用語の1つです。
一般的にはpayout率や還元率といった方が浸透しているような気がします。
支払った額に対して戻ってくる額の期待パーセントのことですね。
競馬だったら70~80%ですし、宝くじなら50%未満(令和2年は47%)です。
ちなみにぱちんこやスロットの還元率は80%~85%と言われています。
が真っ赤なウソです。
スロットの機械割が設定1でも97%ほどですし、ぱちんこもINOUT比率はおよそ97%ほどです。
バカブロガーが平気で80%とか書いてますがそれをトップにガンガン持ってきてるGoogleもGoogleです。
基本的に「ぱちんこ還元率」で検索するとオンラインカジノのアフィカスブログやギャンブルは絶対に勝てないからやめろみたいなクソブログばっかり出てきます。
ぱちんこパチスロの仕組みからして80%なんてありえません。
全台設定1で運営してても機械割が97%なら還元率は当然97%になります。
もちろん期待値ベースの話ですし換金ギャップや閉店欠損や小役取りこぼしがあるので全台設定1なら97%からは多少上下(基本下がります)がありますがそれでも80%なんて数字には絶対なりません。
80%~85%ってどこから出てきた数字?
基本的にはダイコクとかのホールコン会社の粗利/売り上げとか業界人の話とかを参考にしたみたいな話で出てくるのが80%程度らしいです。
実際僕も業界人の知り合いは何人もいるので話を聞いたことは何度もありますし、基本的にホールは客に対して90%くらいは返しているということを言っていました。
もちろん大型の優良店は90%くらいは返しているだろうし話の流れ的に多少高めに言っている風な感じもあったので80%~85%の還元率というのはあながち全く見当外れではありません。
ここまで読んでさっきは真っ赤なウソって言ったのに言ってることが違うじゃんと思ったかもしれません。
これにはからくりがあって、試行回数の条件がぱちんこパチスロだけ別だからです。
つまりぱちんこパチスロだけ試行回数が1回ではない状態で還元率を計算されています。
バカをだますための書き方に騙されるな
オンラインカジノの還元率は93~98%くらいあるらしいです。
実際ルーレットで考えると1つの数字を当てる賭け方の配当は36倍で取りうる数字の数は37通りなので還元率は36/37で97%くらいになります。
これはぱちんこパチスロの機械割とほぼ同じくらいですね。
じゃあなぜオンラインカジノは97%なのにぱちんこパチスロは80%なのか。
これはオンラインカジノが1回の試行の還元率を出しているのに対してぱちんこパチスロは1回の試行ではなく1日とかの長い期間の還元率を出しているからです。
実際は貯玉とかするんで厳密には違いますが、1日で8000回くらい試行回数があるパチスロとオンラインカジノのたかだか1ゲームの還元率を比べることに有用な意味があるとは思えません。
少なくとも比べるのであれば基準を同じにしているかどうかくらいは気にしないといけませんよね。
そんなことしたら競馬の還元率は目も当てられないことになります。
以下は最初に1万円持っていて、所持金の20%を賭け、賭け金が40%の確率で2倍になる(還元率80%)謎のギャンブルを13回繰り返した時の表です。
右上は乱数の偏りがひどいんで大負けしていますが、ほかの3個は確率通りくらいの勝率にはなっています。
しかし最終的な金額はどれも8000円には届いていません。
オンラインカジノの場合も同様で還元率100%を切っている場合は負け額が大きくなり、100%を超えている場合は勝ち額が大きくなります。
つまりぱちんこパチスロの還元率の考え方でほかのギャンブルの還元率を計算するとめちゃくちゃ低い数字が出てきます。
1回のゲームの還元率と1セットだったり1日の遊技の比べるなんて全く意味のないことなんですね。
最後のまとめ
ぱちんこ・パチスロの正しい還元率はおよそ98%です。
上で解説したようにぱちんこパチスロの還元率というものは80~85%というのは全くのでたらめで本当の還元率は最低でも全台設定1の97%程度になりますし、高設定やリセット後の優遇期間がある台、技術介入で100%を超える台なんかも入れると98%くらいにはなります。
ぱちんこパチスロの還元率で検索すると出てくる80~85%というのはホールコン視点で見たときの年間での還元率などを基準にしているようです。(おそらくそうだと読み取れる書き方をしている)
これは他のギャンブルが1試行に対しての還元率を記載しているのであれば基準がめちゃくちゃな悪意のある紹介です。
こんな悪い書き方をしている情報発信者はなるべく参考にしたり信用したりしないほうがいいでしょう。
蛇足
このようなニュースがタイムリーで出たので触れておきます。
お笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃいさんが自身のYouTubeチャンネルにて馬券の高額当せんを報告しその後国税が調査に来て高額当せんの馬券の配当金に対して追徴課税を支払うことになったという記事です。
これだけ聞くと脱税してるから追徴課税くらうんだよバカじゃん。みたいな感想になるかもしれませんが、実際にひどいのはそもそもの税制のほうで、
「外れ馬券が経費にならないということ。分かりやすく言えば、1億円を使って1億5000万円当たったら、1億5000万円に税金がかかるので、5000万円しか勝っていないのに、まるまる持って行かれるというような状態」
とのコメントの通り経費が認められずに税金をふんだくってやろうという意地汚い最低の人間が考えたゴミみたいな法律が原因になっています。
これは結構有名な話で過去にも大規模なプログラムを組んで馬券の払い戻しを巧妙に計算しどの結果になってもプラス収支になるように馬券を購入するといった手法を取った人が居ました。
確かに国税庁のページにも載っている通りではずれ馬券は経費になったりならなかったりします。
普通の感覚なら当たり馬券を買うために使った金額はすべて経費として認められるべきだと思うんですけどやっぱり税金を搾取する側の人たちは考え方が違いますね。
ちなみに宝くじだけ例外で当せん金から納税する必要はありません。(取得時にすでに徴税されているといった方が正しい)
なので僕はギャンブルはまあ気になるし遊び程度にやったり予想したりはするものの競馬や競輪などでお金をかける気にはサラサラならないです。
まあそもそも還元率が低すぎる上にクソみたいな税制でマイナスになるのわかりきってるんだからやる意味がないんですよね。
このブログは5か月以上やっていまだにうまい棒すら買えないレベルで稼げていませんが、情報の質はそこまで悪くないと思うのでいつか稼げるだろうと思ってます。
まあ気長にやってりゃなんかの記事が当たるでしょ。
こんな記事も書いてます。
コメント