【新人向けIT用語】lib更新しました。のlibって何ですか?

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libってこんなファイル

  • 拡張子が.libとなっているファイル
  • ライブラリーファイルというプログラムを動かすときに必要になるファイル
  • 一般的には「リブ」か「ライブラリ」と呼ばれるファイル
  • メモ帳で開いてもよくわからない文字が書いてあるファイル

プログラマーじゃなかったらこれくらいを知っておけばいいです。(まあ僕はプログラマーなんですが…)

IT企業でlib更新しました。

と言われたら基本的には

何かのプログラムを動かすのに必要な拡張子が.libのファイルを更新したんだなー

と思っておけば問題ないです。

IT会社は専門用語が多い

IT企業に入社すると普段の生活では聞きもしないようなIT系の専門用語がたくさん出てきます。

新人のうちはそんな言葉は当然知らないので聞き取るだけで精一杯です。

先輩や同僚に聞いてもいいけど当たり前のように話してるしなんとなく聞きづらい。

そんな時はまず調べましょう。

とりあえず聞こえてきた単語を検索すればOKです。

今回は僕が入社してすぐの議事録を書くときにはじめて聞いた「lib」(リブ)についてです。

libって何ですか

一般的に拡張子が.libとなっているファイルのことをlib(リブ)と呼んでいます。

正式な名称があるわけではないので読み方に関しては「リブ」が多数派なだけで「ライブ」でも「エルアイビー」でも問題はないはずですが…僕は「リブ」以外の呼び方をしてる人に出会ったことはないです。

読み方はともかく拡張子が.libとなっているのであれば、そのファイルはlibファイルです。

libファイルはライブラリーファイルの役割を持っています。

ライブラリーファイルというのはざっくり言うと、プログラムの処理をあらかじめ作っておいて何度も使えるようにしておいたものです。

たとえば音楽を流す処理を素人が最初から作るのは大変です。

  • スピーカーの指定
  • 流す音の指定
  • スタートとストップ
  • 音量の設定
  • フェード

などなどやっておくべき処理が山ほどあります。

そんな時に音楽を流す用の処理を一通りそろえてある「sound.lib」というライブラリーがあったらラッキーですね。

必要な処理をライブラリーに任せていいので音楽を流す処理はほとんどプログラムを書かなくても実装をすることができます。

こんな具合でライブラリーファイルはよくやる処理をあらかじめ作っておくと使いまわしができて便利なので使われています。

実際どんな時に使われるの?

実際に僕の会社でよくある例です。

企画さん「○○のアプリに画面OFFにすると次回以降に画面つけてもサウンドが流れない不具合があるので調査してください。」

僕「ひえー😱」

僕「画面OFFの処理した時にサウンドの指定終了してるじゃん!!!」

僕「サウンドのライブラリーファイル修正してlib作成して修正完了」

僕「@企画さん。サウンドのlib更新しました。」

だいたいこんな感じです。

この場合libを更新しているのは僕ですが、企画さんから考えると、

最終的に作るもの(今回の場合○○アプリ)の部品となるファイル(今回の場合はサウンドのlibファイル)が更新された。

となります。

このページにlibが何なのかわからずに来たあなたも「libを更新しました。」と言われたら

最終的に作るものの部品となるファイルが更新された。

とを覚えておけば問題ないでしょう。

libについての余談

ちょっとだけlibについて追加情報を書いておきます。

別に知らなくても問題ないので頭が限界の人やもうすっきりした人は飛ばしても大丈夫です。

libとdll

libは基本的に「static link library」のことを指します。

実は、libと似た機能を持つdllというライブラリーファイルあります。

こいつはそのまんま「ディーエルエル」と呼ぶのが一般的です。

dllは「dynamic link library」のことを指します。

libもdllもライブラリーファイルなので役割はほぼ一緒です。

プログラマーでなければ特に気にしなくていいでしょう。

使うサービスによって使い分けてるんだなーくらいの認識で問題ないです。

俺はプログラマーなんだという人のために一応もう少し深く突っ込んでおくと、

  • libはアプリケーションの中に組み込んで使う。
  • libはアプリケーションを実行するときに一緒に使う。

という違いがあります。

libを使うとアプリケーション自体のファイルサイズが大きくなります。

dllを使うとアプリケーション自体のファイルサイズは小さくなるけど謎のファイル(dll)が起動のたびに必要になるのでよくわからないまま謎のファイル(dll)を削除してしまうと動かなくなったりします。

もちろんほかにも、アップデートをするときにdllなら対象のdllを差し替えるだけで済むけれどlibだとアプリケーションごとアップデートしないといけないなどの違いもありますが今回の趣旨とはずれてくるのでこの辺でやめておきます。

libファイルは開けなくて当然

libファイルは当然プログラムを動かすためにコンピューターが使う用のファイルになっています。

そのため、メモ帳などのテキストエディターで開こうとしてもよくわからない文字が表示されるか開けないようになっています。

libファイルは開けなくて当然です。

間違っても

「このlibファイル開けないですよ。」

とか

「このlibファイルってどうやって開くんですか。」

など聞かないようにしましょう。

最後のまとめ

IT企業の新人向けにlibって何ですかについて書きました。

libファイルは拡張子が.libとなっているプログラムを動かすときに必要になるライブラリーファイルのことです。

僕はプログラマー採用でしたが入社した時にプログラミングやITの知識はほとんどなく、知らない専門用語に四苦八苦していました。

最初はみんなわからなくて当然です。

でもIT業界は一般常識でない専門用語だらけなのにそんなことお構いなしに話が進んでいきます。

なのでまずは最低限大事なことを押さえておきましょう。

libファイルは拡張子が.libとなっているプログラムを動かすときに必要になるライブラリーファイルのことです。

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