よく聞く気がするのにあまり知らない
失業率という言葉を経済系の動画やサイトでたまに見かけることがあります。
失業率と言うことなので、働いていない人の割合とかそんなかな?と思って調べてみたら結構イメージと違う部分があったので今回まとめてみました。
今回は調べてみたことをまとめる形式でなんとなく記事にしているので理解が浅い部分や間違っている部分があるかもしれません。
何か気が付いたらコメントや問い合わせから報告お願いします。
そんなわけで今回はそもそもの「失業率とは」、算出方法における「計算のマジック」、「失業率は低いほど良い?」と言うどのくらいが適正かについて書いていきます。
失業率とは

失業率という言葉が使われている場合たいてい「完全失業率」のことを指しています。
完全失業率の良さげな説明がSMBCにあったのでそのまま引用してきます。
完全失業率 (かんぜんしつぎょうりつ)
完全失業率とは、労働力人口(15歳以上の働く意欲のある人)のうち、完全失業者(職がなく、求職活動をしている人)が占める割合で、雇用情勢を示す重要指標のひとつです。総務省が「労働力調査」で毎月発表しています。完全失業者数を労働力人口で割って算出し、数値が高いほど仕事を探している人が多いことを示します。
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要するに15歳以上の働きたい人と働いている人のうち現在無職で就活中の人の割合です。
2022年8月の最新データでは日本の完全失業率は2.4%だとか
つまり15歳以上の働きたい人か働いてる人を1000人集めてきたら24人は就活中で976人は働いてる人と言う話です。
同じような指数に就業率と言うものがあり、こちらは15歳以上の全員を対象にして働いている人の割合です。
就業率は61.3%なので15歳以上の人を無作為に集めてきた場合は613人しか働いていないことになっています。
計算のマジック

上に書いた失業率と就業率の母数の違いには気付けたでしょうか?
失業率は働きたくない人、働かなくていい人、働けない人を意図的に省いて計算をしています。
要するに、学生、専業主婦(夫)、ニート、FIRE済みの資産家、怪我病気などの人をわざわざ省いています。
まあ失業率と言う名前からしてそれが正しいのかもしれませんが。
職を失ってる人の割合ですからね。もともと持ってない人や必要としてない人は失ったりしません。
ちなみに、働きたくない人、働かなくていい人、働けない人をまとめて非労働力人口と言ったりします。
失業率は低いほど良い?

一般的に失業率は低いほど良いとされています。
とは言え、就活や転職活動は絶対に0にはならないので2.2%くらいが完全雇用なのだとか。
実際のところ本当に適正なのかどうかは置いといて今の日本はほぼほぼ理想に近い失業率みたいですね。
とは言え正直この数字に意味があるのかどうかが良くわかりません。
結局のところ長く転職活動をしている人は良い条件でなければ働きたくないと思っているから次の職場が見つからないだけで、どこでもいいから働かないと生活できないとなればクソみたいなブラック企業でも入社したりアルバイトしたりすることになります。
まあ普通に失業した場合、失業手当が90日分貰えるんでよっぽどな金遣いでない限り貯金と失業手当でそれなりにゆっくり転職活動できると思いますが。
そんなわけで就活中の人の割合なんか見ても、本当にどうしても働きたい人(働かないといけない人)は就活に時間をかけずに次の就職先にサッと転職しちゃうし、良い就職先が見つからない限り転職しないぞと思ってる人はそもそも働かなくていい人(非労働力人口)に近いか働きながら就活するので意味ないんじゃないかなと言ったところです。
普通に考えればこんな数字高くなりようがないんですよね。
もちろんリストラとかが一気に行われるような不況になったら一時的に上がるのかもしれませんが、そのあとに待っているブラック企業の激安求人案件で仕方なく就職する人が多ければまた下がります。
最後のまとめ
今回は、【謎指数】失業率とかいうよくわからない数字を調べるというタイトルで失業率について調べてきました。
失業率とは、要するに15歳以上の働きたい人と働いている人のうち現在無職で就活中の人の割合です。
似たような指数で就業率と言うものがあり、こちらは15歳以上の全員を対象にして働いている人の割合になります。
この失業率と就業率には母数に違いがあります。
失業率の母数には非労働力人口が入っていないのに対して就業率の母数には非労働力人口が入っています。
失業率は一般的に低いほど良いとされていて、2.2%くらいが完全雇用なのだとか。
現在の日本の失業率は2.8%となっているのでそれなりに完全雇用に近い数字を取っていることになります。
とは言え、今まで調べてきた感じだと失業率とはただの転職(就職)活動をしている人の割合なだけで本当にどうしても働きたい人(働かないといけない人)は就活に時間をかけずに次の就職先にサッと転職しちゃうことを考えると別に重要視するような指数ではないなという結論になります。
無職になって就活中ってことはよっぽどのことがない限り余裕のある人なので別にこれの割合が上がったところで生活困窮者が増えてるわけでもないですしね。
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