標準報酬月額が上がると手取りが減ります
3月から5月に残業をたくさんしている場合、翌月の給料が高くなり4月から6月の給料が増えます。
基本的に4月から6月の給料は社会保険料の支払額を決める計算に用いられるのでここで給料が多いと社会保険料の負担が大きくなります。
当然手取りがその分減ってしまうので基本的には3月から5月に残業をすると損だということになります。
残業してるのに損するかもしれません
残業してますか?
残業を全くしない会社もあれば月45時間ギリギリ、場合によってはもっと・・・なんて会社もあります。
僕の場合は標準20時間後半で忙しいと40時間くらいですね。
個人的には多すぎてクソだと思ってますが世間的には普通くらいかと思います。
プログラマーは基本ブラックなんで・・・
残業すると当然残業代が払われるので給料がその分高くなります。
しかし実は残業すると損になるパターンもあったりするのでその辺についてちゃんと理解しておきましょう。
残業しているにもかかわらずお金が減ったら嫌ですからね。
3月から5月は残業すると損になる
一部の会社員はこんなことを言ってます。(僕も言ってます)
これは正しいし間違ってます。
正確には
4月から6月の給料が高いと標準報酬月額が高くなり社会保険料で持っていかれる金額が増えるよ。
となります。
通常の会社では残業代は翌月に支払われることが多く、社会保険料の支払いが多いとその分手取りが減るので損だということになります。
なので、残業代を当月払いしている会社の場合は4月から6月の残業が多いと標準報酬月額が高くなることになります。
基本的には社会保険料なんて払い損なので社会保険料の額が増えると損しているというのは分かるでしょう。
極論3月から5月の残業が多くほかの月が残業0のような場合は残業めっちゃしている人扱いで社会保険料が計算されてかなり損することになります。
結局のところ3月から5月は残業の時間の分だけ毎月の手取りに悪影響を与えるんですね。
もちろん残業した分効率は落ちるとはいえ給料は増えることのほうが多いのでそれでもいいと思う人もいるかもしれませんが、なるべくなら残業しないで帰った方がいいでしょう。
社会保険料ってそもそも何なの?
社会保険料の額が増えるとさっき書きましたが、給料から勝手にひかれている社会保険料ってそもそも何なんですか?
と思う人も多いでしょう。
社会保険料とは
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 介護保険料(40歳以上)
の3つを合わせたものです。
介護保険料は40歳以上になるまでかからないので若いうちは実質2つだと思っておいてもいいかもしれません。
保険料というだけあって病院とか歯医者で保険証を提示すると3割負担になったりするあれの保険の料金ですね。
普通に生活してたら基本的には払った分以上に還元を受けることはなさそうです。
歯の定期健診とかすれば多少はもと取れそうですけどなかなか難しいですね。
保険なんて何か大問題があった時に役に立つことが本来の目的なのでもとを取るみたいな考え方はよくないですけど。
ちなみに会社員の場合、業務中や通勤途中に怪我をした場合などは傷病手当金というものがもらえます。
僕も会社からの帰宅途中で階段から落ちて足の小指の骨を折った時がありましたが、無事?傷病手当金をもらうことができました。
最後のまとめ
3月から5月に残業をすると社会保険料の算定に使われる4月から6月の給料が高くなってしまいます。
この4月から6月の給料を標準報酬月額といい、標準報酬月額高いほど社会保険料がたくさん引かれるというルールになっています。
当然手取りの給料は少なくなってしまうため3月から5月の残業は損だというわけです。
とは言え残業した分効率は落ちるけど給料が増えることのほうが多いのでそれでもいいという人は気にせず残業しましょう。
僕は帰って副業なり勉強なり趣味なりした方がいいと思いますけどね…
標準報酬月額が高くなると多くとられていってしまう社会保険料って何なの?
に対する回答としては
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 介護保険料(40歳以上)
の3つを合わせたものです。
となります。
この保険で払った分のもとを取るのはかなり厳しいので基本的には払い損だと思っておいていいでしょう。
健康保険自体相互扶助の精神によってお互いが助け合うことを目的としているので、もとを取るという考え自体が間違いかもしれませんね。
まあ僕は自分のリスクは自分でとれよと思うタイプなので払い損だと思ってますが。
ちなみに、昇給や降給した場合、転職した場合、休業や育休などで給料が下がった場合などは標準報酬月額を見直すこともあるので気にしすぎないようにしつつ頭の片隅に入れておくくらいでちょうどいいかもしれません。
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