1個買えば1個無料は罠
たいていのコンビニで開催されている「1個買えば1個無料」のキャンペーンですが、1つ無料でもらえんるんだから実質半額でお得!みたいなバカ丸出しの話を良く聞きます。
僕はほとんど使わないのでバカだなあと思っているんですが、あんな見え見えの罠に踊らされている人のためにも全然お得じゃない理由、それでも買うべきタイミング、買った時にどうするべきかを解説します。
全然お得じゃない理由
全然お得じゃない理由はこんな感じです。
- 厳密には1個無料=半額ではない
- コンビニは定価が高い
- 引き換えできない可能性が結構ある
- 他の商品を買わせようとしている
厳密には1個無料=半額ではない
1個無料は半額だろと思った人がいるかもしれませんが、そもそも1個無料は半額よりも雑魚です。
一応還元と割引について書いた記事では100%還元は実質割引換算が50と書いてはいます。
しかし、普通の半額と1個無料では明確に違う点があります。
それは1個無料の方は最少ロットが2個と言うことです。
つまり、1個欲しいだけだと半額の恩恵を受けることができません。
必要金額が多い、不要に多く買わされてしまうなど半額よりも明確に弱い点があるため、確かに実質割引換算は同じですが1個無料は半額よりも雑魚となります。
コンビニは定価が高い
そもそもの話としてコンビニの定価は非常に高いです。
1個買えば1個無料のキャンペーン対象商品なんかは定価で購入することになりがちですが、そもそもイオンとかのスーパーで買えばほぼ半額みたいな値段の物が対象になっていたりします。
ジュースやアイスのキャンペーンなんかはまさにこれで、コンビニの500mLと同じ値段で1.5Lのデカいペットボトルで購入できたり、半額くらいの金額で同じアイスが売っているなんてこともしばしばです。
しかも商品にもよりますが、スーパーに比べてコンビニは値引きもされにくい傾向があります。
わざわざ高い定価から金額が動かないコンビニで商品を購入する価値はあまりないと言って良いでしょう。
引き換えできない可能性が結構ある
引換券は当然引き換えできない可能性が常に付きまといます。
- 単純に忘れていた
- 引換券をなくしてしまった(貰い忘れた)
- けがや病気で動けなくなった
- 品切れしていた
誰でも必ずこのような経験が必ずあるはずです。
引き換え前提で購入したにもかかわらず引き換え損ねてしまうとそれはただの高い買いものにほかなりません。
引き換え忘れや紛失と言った自分が原因の場合に関してはスケジュールアプリとかを使うことで一応対策ができますが、けがや病気などのアクシデントは対策してもおきるものだし、品切れに関しては完全に運です。
自分の過去を振り返って、引き換えできていない経験がある人は安易に1個無料に飛びつくのはやめた方が良いでしょう。
他の商品を買わせようとしている
そもそもなんでこんなキャンペーンを店側がやっているかと言うと、その方が店が儲かるからと言う身もふたもない話になります。
店は単純に1個無料にしても利益が出る値段で商売をしているという面もなくはないですが、どちらかと言うと、「店に来てもらう」と「他の何でもない商品を買ってもらう」のための撒き餌としての効果を期待しています。
つまり、店に来て何も買わないやつはそんなにいないし、対象商品だけを買う面の皮の厚いやつはそんなにいないし、引き換えの時も無料の商品だけ持ってくる面の皮の厚いやつはそんなにいないということですね。
それでも買うべきタイミング
上で書いたように1個無料には基本的に罠が多いのでオススメしないんですが、それでも買うべきタイミングや買ってもいい場合があるので一応解説します。
考えられる買うべきタイミングはこんな感じです。
- 明らかに1個無料の価値が高い
- 出先で飲み物が欲しいかつQUOカードなど特殊な支払い方法を積極的に使いたい
- ポイントの有効期限が迫っている
明らかに1個無料の価値が高い
ごく稀に1個無料の価値がバグった商品が出る場合があります。
具体的にはファミマで開催されていた600mlのペプシコーラを買うと1.5Lのペプシコーラがもらえるキャンペーンやセブンイレブンで開催されていたカット野菜・サラダチキン購入で揚げ物が1個無料キャンペーンなんかですね。

これらのキャンペーンに関してはスーパーなどの他の商品価格と比べてみても明らかに安いため積極的に買う方針で問題ないと言えるでしょう。
まあこんな激熱キャンペーンなかなか無いんですが…
出先で飲み物が欲しいかつQUOカードなど特殊な支払い方法を積極的に使いたい
長めの見出しになりましたが、要するに出先で必要だったらいいんじゃない?と言う感じでさらに支払い方法でお得な選択肢が取れればベストだよねとなります。
日本の投資家って基本的にはQUOカードもてあましてると思うんですよね…
なのでQUOカード消費で積極的に使うのはありだと思います。
まあQUOカードは金券ショップに転売とかの効率が良いのは十分わかりますが、グレーにグレーを重ねるのは個人的には微妙です。
ポイントの有効期限が迫っている
QUOカードと同じような話ですが、楽天やdポイントの有効期限が迫っていて消費しなきゃいけないみたいなタイミングでの消費先としては悪くないんじゃないかと思います。
ポイントを貯めたは良いが失効してしまったでは、引換券を引き換えられなかったと同じで非常にもったいないです。
どうせ失効してしまうポイントなら多少割高なリスクを背負っても期限延長のつもりで引換券にしてしまいましょう。
とは言え、これは最終手段というか計画的に有効期限のあるポイントくらい使えよと言う話なので積極的にはオススメしません。
買った時にどうするべきか
引換券対象の商品を購入した場合の取るべき行動はだいたいこんな感じです。
- 引換券をもらい忘れない・なくさない
- 早く引き換える
- 近場に店があるならこまめに商品をチェックする
- 開店後すぐに行く
引換券をもらい忘れない

めちゃくちゃ最初の段階ですが、引換券をもらい忘れないように注意しましょう。
たいていの場合がレシートにくっついてくる形式ですが、コンビニによってはレシートは言わないともらえないところがあったりしますし、いつもの流れで不要レシート入れに引換券を入れてきてしまうなんてことをやりがちです。
また、貰った後でも財布の中に入れてほかのレシートとまとめて捨ててしまうとか会社に置いたまま在宅勤務ばかりで期間が終わってしまうなんてこともあったりします。
僕の場合は普通の財布と優待用の財布を分けているので優待用の財布に入れておくことで他のレシートとは管理を別にしたりしています。
早く引き換える
引換券の期限が過ぎてしまった場合は当然ですが引き換えできなくなってしまいます。
また、引換券の最終日になるとみんなが引き換えたがるので商品は品切れになりがちです。
最終日の前日になると明日が最終日だから今日中に引き換えないと…みたいな死刑囚のパラドックスみたいな展開にもなりますが、要するに早めに引き換えておいた方が安心なんですね。
どうせホットスナックとか以外は、賞味期限は誤差みたいなものなのでとにかく早めに商品を確保することをオススメします。
品切れの状態で商品を見に行くことは時間的にかなり無駄なので、品切れ確率の低い早めのタイミングで引き換えておいて無駄な時間を過ごさないようにしましょう。
近場に店があるならこまめに商品をチェックする
上のところと矛盾する部分もありますが、近場ですぐに確認できる店があるならこまめに引き換え対象の商品がないかをチェックするのは有効です。
帰宅途中や会社のビル内にあるなど、たいした労力のかからないで確認できる場所に関してはこまめにチェックを行ったり、商品の搬入タイミングを狙ってチェックすると効率が良いでしょう。
結局のところ引き換えできないことが一番の悪手で、続いて確認回数が多いほど良くないとなります。
であれば、早めの商品の品切れ確率が低い段階でこまめにチェックすることは、確認回数を少なく抑えることもできるため最善手と言えないまでも悪手ではないことになります。
開店後すぐに行く
基本的にはコンビニは24時間営業なので開店後の概念はないんですが、一部の店舗や施設内の店舗など24時間営業をしないところでは閉店と開店の概念があったりします。
品出し自体は営業中に行われることもありますが、閉店中に行われた品出しで対象商品が大量に補充されることもあるため、開店時刻のすぐ後に行くのは理にかなった行動と言えるでしょう。
また、同じような理由で深夜や早朝の人があまり来ていない時間を狙うことで品切れリスクを軽減することもできます。
品切れにより交換できないのは、お金はもちろん時間も労力も無駄になるのでなるべく交換できそうなタイミングに交換しに行きましょう。
最後のまとめ
今回は「【無駄遣い】コンビニの1個買えば1個無料を買うやつはバカ」と言うタイトルで、たいていのコンビニで開催されている「1個買えば1個無料」のキャンペーンは参加しない方がいいと言うことを解説しました。
僕が「1個買えば1個無料」をオススメしない理由としては、そもそも全然お得じゃないからなんですが理由としてはこんな感じです。
- 厳密には1個無料=半額ではない
- コンビニは定価が高い
- 引き換えできない可能性が結構ある
- 他の商品を買わせようとしている
1個無料は半額と比べると資金が多く必要になり、不必要に多く買わされてしまう場合もあるため明らかに格下です。
そもそもコンビニの定価は非常に高くスーパーで買う場合の1.5~2倍になっていることもざらにあります。
また、1個無料でもらえるのはあくまでも引換券であり、引き換えできないリスクに常にさらされることになります。
そして、このようなキャンペーンを行う理由としてはコンビニへの来店を促すことで他の何でもない割高な商品を買わせようとするといった狙いがあります。
要するにそこまで強い恩恵があるわけでもないのにリスクはそれなりに大きいので、参加するだけ無駄のカスキャンペーンと言ってしまって問題ないでしょう。
それでも買うべきタイミングがあるとすれば、明らかに引換券でもらえるものが強い場合と支払い方法で使いたいものがある時のおまけくらいですかね。
何らかの理由で引換券を手に入れた場合はとにかく早く引き換えを行うことが大事になってきます。
たいした労力もなく商品をチェックしに行ける環境ならこまめに引き換えできないか確認に行ったり、商品が品切れしてなさそうなタイミングでチェックしに行くなど戦略的に行動しましょう。
また当然ですが、引換券は使うタイミングまでちゃんと持っていないといけないので、紛失はもちろん貰い忘れなどしないように注意しましょう。
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