まじめに働きすぎているあなたへ
- 日本は最近変わってきているとは言え年功序列です。
- 給料は仕事の成果ではなく時間に対して支払われます。
- あなたの仕事の成果なんてあんまり把握してません。
- 査定は去年より良かったかで判断されます。
仕事はまじめにやるべきなんて考えだと人生が大変すぎます。
仕事はお金をもらうために仕方なくやってるだけです。
もらったお金の分だけ仕事をすればあとは何をしてもいいのが本来の資本家と労働者の関係です。
そのためにはまずルールを確認して賢い選択をしましょう。
まあ仕事が大好きで仕事をまじめにやってる方や、サボると大変なことになる職業の方は頑張って働いてください。
サラリーマンの給料は年功序列
あなたは年収いくらぐらいもらってますか?
いろんなサイトで平均年収だとか年収の中央値だとかなんだかんだ言ってます。
結構サイトごとにバラバラでどれが妥当なのかよくわかりませんが、共通して言えることがあります。
それは年齢が上がるほど年収は上がるということです。
あと女性は低く出がちですね。
結婚、出産、子育てで正社員並みに労働時間をとれないことが要因になっているようです。
他にもあるかもしれませんが今回はそこが話題じゃないのでいったん置いときます。
今の日本では基本的に年齢を重ねるごとに給料は上がっていきます。
仕事をバリバリやってる若手社員よりも会議で報告を聞くだけのおじさんのほうが2倍も給料が高いなんてざらにある光景ですね。
いい悪いはどっかに捨てておくとして事実として認識しておきましょう。
仕事に対して給料が支払われていますか?
普通のサラリーマンは所定労働時間があり、さらにプラスで時間外労働(残業)があります。
出勤から退勤までの時間に対して給料が支払われている。というのがポイントです。
これは仕事に対して給料が支払われていますか?
答えは「NO」です。
給料は労働時間に対して支払われています。
何が違うの?て思った人がいるかもしれませんが例えばこんな感じ
労働時間中にサボってました。給料は上がる?下がる?
Aさんは9時に出社して仕事を一生懸命やって18時に作業Xを終わらせて退勤しました。
Bさんは9時に出社して午前中YouTubeを見てサボってました。午後から作業をはじめ21時に作業Xを終わらせて退勤しました。
Q1.AさんとBさんどちらが多く仕事をしましたか?
Q2.時給が一緒だとしたらAさんとBさんどちらが多く給料をもらえますか?
仕事をした量はふたりとも作業Xを終わらせたので同じです。
一方でサボっていたとはいえ労働時間はBさんのほうが3時間も長いです。
給料は3時間も多く労働時間を過ごしたBさんのほうが多くなります。
これが今の日本のサラリーマンの給料の支払われ方です。
作業を効率化しました。給料は上がる?下がる?
Aさんは今まで作業Xを終わらせるのに8時間かかっていました。
しかし一生懸命勉強をして作業Xの自動化に成功し1時間で作業Xを終わらせることができるようになりました。
この功績のおかげでAさんは月収が2000円アップしました。
Q.Aさんの仕事に対する給料は上がりますか下がりますか?
これも答えは「NO」です。
Aさんは空いた時間の分早く帰れるわけでもなくほかの作業をぶち込まれるでしょうし、作業Xは1日分の給料をもらえていた仕事から1時間分しか給料をもらえない仕事に価値が下がりました。
月収が2000円アップしてもこなさなきゃいけない仕事が増えたのであれば本当に給料が上がったと言えますか?
あなたの仕事の成果なんてあんまり把握してません
最低限の納期さえ守っておけば問題ないです
サボってたら仕事の成果が出なくて減給されるだろう。
そんなことを思った人もいるかもしれません。
でも大丈夫です。上司はあなたの仕事の成果なんてあんまり見てません。
しかも専門的な業務だったらこのくらいの時間がかかるものなのかと勝手に納得してくれます。
悪目立ちしてなければそんなに注目して見てないですよ。
どうせ仕事には納期があるので納期に間に合わなそうになったら報告さえ上げておけば勝手にヘルプや納期の調整が入ります。
これはスケジュールを調整して納期に間に合わせて成果物を提出するのが上司の仕事でもあるからです。
納期に間に合わなかったら上司の責任になるので基本的に仕事の納期は守られます。
納期は守られるようになってるので評価面談のときに納期以内に作業を完了させました。とでも言っておきましょう。
最低限の仕事ができているのであれば基本的に減給はされないはずです。
あなたにとって上司は1人かもしれませんが、上司にとってあなたは数ある部下の1人です。
評価は去年より良かったかで判断されます。
給料は基本的に前年の給料をベースに決まります。
上がるか下がるかはその年の評価次第ですが、評価は2パターンあります。
- 同僚と比べられるパターン
- 去年の自分と比べられるパターン
基本的に同僚と比べられるパターンはあまりありません。
普通の感覚だと同僚と比べられることのほうが多そうですよね。
なぜ同僚と比べられないのかと言うと仕事が違うからです。
あなたとやっている仕事が違うのだから単純に比較するのは難しいのです。
もちろん同じ仕事を複数人でやっている場合や似た仕事を複数人やっている場合は同僚と比べられることもあります。
でももっと簡単に比較できるのであればそっちを使いたい。
そんな時に出てくるのが去年のあなたです。
去年のあなたは今年のあなたと同じような仕事をしているし能力も同じくらいです。
比べるのが楽なんですね。
去年よりどれくらい成長したかというのが評価の基準になります。
毎年自分のゴーストと勝負することになるわけですね。
去年の自分に勝つためにはどうすればいいでしょうか?
楽に勝つには相手に手を抜いてもらうのがいいかもしれませんね…
これらをふまえて僕がどうしているのか
ここからは中堅?サラリーマン(プログラマー職)の僕の話です。
新人の頃は社会の仕組みもよくわからないまま振られる仕事をがむしゃらに引き受け続けていました。
新人がこういう雑用もやるんだぞと言われて飲み会の幹事や関連会社との付き合いの飲み会、モチベーションアップ研修、CSR活動、会社が所有してるスポーツ団体の応援、新規事業案の作成などなど頭がパンクするまでわけのわからない雑用の仕事をしてました。
でも評価には結び付きませんでした。
それはなぜかと言うと、本業はプログラミングだったからです。
評価シートに飲み会の幹事だのなんだのは書く欄がないので当然評価されません。
なら評価されることだけをやるのが得策だとなります。
なので評価に関係ない仕事を断るようにしてみました。
「忙しいので無理です」。と言ってみたのです。(実際忙しい時期だったんですが)
そうしたら僕に振られてきていた仕事は僕以外の人に行くようになりました。
誰かが納期までにやらなきゃいけないんだから当たり前のことかもしれませんが当時の僕にとっては意外なことでした。
そこから僕は効率的?に仕事をするようになりました。
同じ仕事をするならのんびりやって給料を稼ぎ、同じ時間働くなら忙しいアピールをして仕事を振られないようにします。
もちろん評価に関するような振られた仕事はちゃんと残業時間を稼ぎつつ納期までにはやっているので評価が下がることも特にありません。
気持ちにも余裕ができてがむしゃらに働いていたころよりも気楽な良い生活ができています。
最後のまとめ
真面目に働きすぎているあなたに向けてサラリーマンの給料について書きました。
日本のサラリーマンは変わってきているとは言えまだまだ年功序列です。
普通の評価をとるだけの仕事をしていれば給料は何となく上がっていきます。
今の日本では基本的に給料は仕事ではなく労働時間に対して支払われています。
同じ仕事ならだらだらやってた方が給料が高いなんてこともざらにありますよね。
仕事を効率化しても会社が潤うだけで自分にはほとんど還元されません。
仕事がバリバリできてものんびりやっていても上司はたいしてあなたのことを見ていないので評価はあんまり変わりません。
最低限納期さえ守っていれば社会人としては合格ラインです。
もっと肩の力を抜いて気楽に仕事をしましょう。
ただし、
- 医者や運転手など人の命に係わる仕事
- 教師や指導者などの教育に関わる仕事
- イラストレーターやカメラマンなど仕事の成果自体が報酬となる仕事
- スポーツ選手などの年俸制の成果によって給料が決まる仕事
- そもそも今やっている仕事が大好きという人
- 俺はこの会社でのし上がってやるという人
は頑張って仕事をしてください。
今回書いたものはあくまでも僕のような普通の企業勤めの歯車サラリーマン向けの内容です。
頑張る人は素敵です。頑張れることは素晴らしい才能です。その才能を存分に発揮して社会をよくしていってください。
今回は気楽に生きる知恵袋らしく気楽に仕事をするマインドを書いていたら思いのほか長くなってしまいました。
このブログでは仕事や生活で役に立つ知識や知恵を記事にしているので他の記事もぜひ読んでみてください。
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